”パン”ケーキ

「"パン"ケーキ」 ★★★

ダジャレでこんなもん作ってしまった(笑)
「パン」はフライパンのパンであってフランスパンのパンじゃないとは分かっているのだが……。
まっ、創作料理なんてそんなもんだろう。
今回は「ケーキ」と聞くと大半の人が思い浮かべるであろうイチゴショートに挑戦だ。
既にデイリーポータルＺあたりでやってそうだけど、まあいいや。


スポンジの厚みに合わせて自分で切れるよう、1斤のパンを買いに行ったらいいものを見つけた。



ニンジンが練り込んであるから黄色くなっている。
色がスポンジぽくて良さそう。

ニンジン味がしたらどうしようと後から不安になったが、なんとかなるだろう。

イチゴと生クリームも買って、いざケーキを作ろうとしたが、スポンジの厚みが分からない。
しょうがないので(？)国分寺のタネまで行って見本用のケーキを買ってきた。



（美味しいと評判の店にわざわざ行ってきたのは、"パン"ケーキがまずかった後に美味しい本物のケーキを食べて元気を出そうという魂胆である）
アテスウェイのショートケーキの写真ならブログにもあるのだが、いかんせん写真では実際の厚みが分からない。
こういうのはやっぱり型から入らないと(←？)。

買ってみると、スポンジは意外と薄い。
6枚切りでもよかったかな？

パンを2切れ適当な厚さに切って耳を落とし、ケーキっぽく三角形にカット。
この時点ではまだパンって感じだ。




下のパンに生クリームを薄く塗ってなんたらっていうヘラで伸ばす。
生クリームがかき回し過ぎてガジガジしてるので、塗りにくいったらありゃしない(^ ^;)

次に薄く切ったイチゴを挟んで上からまた生クリーム。
見本だとまるごと入っているが、そんなことしたら崩壊しそうだ。

くっつきやすいように、上のパンの下側にも生クリームを塗る。

最後に上のデコレーション。
生クリームを塗ってイチゴを乗せたら、それっぽくはなった。




細部が色々おかしい気もするが、写真を遠くから見たらバレないかも？
一番おかしいのはやたらガジガジした生クリームだし(苦笑)。




黄色いニンジンパンを使ったのが正解だったようだ。
耳をかじってみたが、ニンジンの味もしなくて良かった。
普通のパンでは白すぎるし、ライ麦やドイツパンってわけにもいかないだろう。


味は、生クリームとイチゴで誤魔化されてケーキだと錯覚させられた。
感触の違いも気にならない。
生クリームが少ないところはパンと生クリームの味だった。
別に悪くはないが、特に合う組み合わせでもないな。
ジャムなんか乗せたらいいかも。
生クリームの塊なので食後ちょっと気持ち悪くなった。

なお、原材料費を大雑把に考えると、生クリーム150円＋パン50円＋イチゴ70円＝270円（＋手間賃）がかかっているわけで、だったら普通のケーキ買った方がいいかも。



余談だが、本物のケーキもこの後食べたが、当然ながらこっちのが美味しかった。
比較すること自体冒涜のような(^ ^;)
スポンジにも甘味が感じられ、これぞケーキ！という気分になった。
中のイチゴも口を大きく開けないと入らないでかさで満足だった。
次は賞味期限4時間!?のクレームブリュレを食べてみたい。