バレンタイン惣菜2品

今日はバレンタインなので、クレイジーな便乗商品を探すべくデパ地下に行ってきた。
この時期になると、洋菓子店以外にもバレンタインにあやかりたいらしく、芋ようかんやら煎餅やらどら焼きやら干菓子やらをハート型にして売り出している。
菓子業界がバレンタインに便乗するのは普通すぎてつまらないので、チョコレートとは相成れなさそうな惣菜業界にスポットを当ててみた。
「すいーと♥はーと」のようなはっちゃけた物を期待していたが、意外とバレンタイン便乗惣菜は少なかった。
しょうもない物を2つ買ってきたので、一応載せてみる。





「Love Love ポテトコロッケ」 ★★★

神戸コロッケ（デパ地下によく入っている、招き猫の絵の店）で128円。

さすがに「ラブラブ」なんて気恥ずかしい単語は口にできなかったので、指差して「これ下さい」で誤魔化した。

ハート型コロッケというと、数年前に柿安で買った「すいーと♥はーと」なる物体もあったな。
あれは中身がジャガイモだけで、ハーシーズのチョコソースをかけて食べるものだった。
しかし今回のラブラブコロッケは形こそハートだが、中身はまったく普通のコロッケであった。




……つまんないの。
どうせならチョコレートコロッケにすればいいのに。
それとも、バレンタインは聖ウァレンティヌスが殉教、つまりキリスト教を信じ続けることを選んだがために殺害された日であるから、ウァレンティヌスが絞殺された縄や絞首台を型どった商品を……作ったら誰も買わないだろうな。
ビスケットでできたお菓子の家ならぬお菓子の絞首台なら見てみたいが、あんまり食べたいとは思わない。


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「バレンタインサンガ」 ★★★

こちらはおかずや大増にて367円ぐらい。
上のコロッケの3倍もするので、高く感じる。

サンガというのは、サンマか何かの魚をハンバーグ状にした料理のことらしい。
で、どのへんがバレンタインかと言うと、期間中だけサンガの上にハート型のニンジンと長芋が乗っかってる。そんだけ。
便乗商品もいいところである。
どうも、日本では　バレンタイン＝ハート　という公式が成り立っているようだ。

味は通常のサンガと変わらないからどうでもいい気がするけど、一応書くと、けっこう魚の生臭さが残ってる。
よく見ると魚の切れっ端みたいのが見えるし。
いわしのつみれ汁のが生臭くない。
ハンバーグみたいな形をしているから、魚嫌いのお子様にもいいかと思ったが、これだけ風味が強いと無理だろう……なんてことを思いながら平らげた。

絶望のスパゲティ ＠新宿

「絶望のスパゲティ」 ★★★

新宿の「イヴォ ホームズパスタ」で購入。

店がなんだかやる気なさげだ(^ ^;)
ホットペッパーで見たときはもっとオシャレな店かと思ったのに、騙された。

今回のお目当ては「絶望のスパゲティ」。
名前がすごいので食べてみることにした。

スパゲティのほとんどがなぜかスープスパゲティ仕様。
もちろん絶望スパゲティもだ。
分量は130gで、ちょっと少なめだ。

メニューによると、絶望のスパゲティは黒いオリーブが入ってるから絶望らしい。
お先真っ黒、じゃない、真っ暗ってこと？
ベースはミートソースだ。

運ばれてきたものを見た感想は……「これ、スパゲティ？？」
少なくとも正統派じゃないな。




Yuさんの注文したナスとツナのスパゲティを見てこれまたびっくり。
絶望のスパゲティとほとんど変わらないのだ。
ほとんどがスープスパゲティということは……具だけ変えて後は同じということでは……。




絶望スパゲティには、オリーブの他に、椎茸、しめじ、マッシュルームが入っていた。
なぜにキノコづくし。
暗くてよく見えないため、椎茸をナスだと勘違いして口にしたので、とても不思議な気分になった。

130gは少ないかと思ったが、こってりしたスープのせいでだいぶ腹にたまり、全部食べるのがやっとだった。

土曜の夜なのに空いていたので、穴場だと思われる反面、行っておかないとそのうち無くなってしまうかもしれない。

IVO ホームズパスタ 新宿店 (イヴォホームズパスタ) （パスタ / 新宿三丁目、新宿）
★★★☆☆ 3.0

イタリアン風煮込みうどん

「イタリアン風煮込みうどん」 ★★★

いつもの食堂で400円。
これは「冬のあったかフェア」だそうだ。
隣にはミルキーみそラーメンという謎のメニューが書いてあったが、まさかミルクは入ってないだろう。
この店、12月にはクリスマスフェアと称してカルボナーラうどんを、秋には北海道フェアとしてチョコレートコロッケを出食していた。

で、今日食べたイタリアン風煮込みうどんというのは、うどんをトマトスープに入れ、ラタトゥイユ(?)とほうれん草のおひたし（どうせ冷凍食品だ）とソーセージをトッピングしたもの。
うどんの日本アイデンティティ(?)が崩れないか心配だが、カルボナーラうどんよりは美味しそうだ。
まぁ、日本だってパンに焼きそばぶちこんだり、ハンバーガーにテリヤキ挟んだり（これは人気でアメリカに逆輸入された）、クレープに納豆を入れたり、ピザにキムチを載せたりしているから、文化のちゃんぽんに腹を立てることはナンセンスなんだろう。
それに、昔イギリスで食わされた、麺を3cmに切って醤油で炒めたudonなる物体に比べたらよっぽど「うどん」らしいぞ。
ちゃんと長いし。

肉がソーセージ1本でボリュームに欠けると予想したが、思ったよりおなかいっぱいになった。
麺で誤魔化されたんだろうか。

スープは前述のようにトマト。
うどんはあまり味を主張しないので合う。
そう言えば、うどんにトマトケチャップをかけたらイマイチだったっけ。

ラタトゥイユはズッキーニ、ニンジン、パプリカ、トマトだったかな。
自分で煮てもこのぐらいの味にはなるが、400円だしまあいいか。

アップルバーガー

「アップルバーガー ＠本郷」 ★★★★

本郷三丁目のFIREHOUSEで1250円（税抜）。
フライドポテトとピクルスがついてくる。
11〜16時のランチタイムだと飲み物が200円なので、アイスティーをつけた。（通常は400円前後）




アップルバーガーは、煮たか焼いたかしたリンゴをハンバーガーに挟んだ物体だ。

他の中身は、牛肉パティ、玉ねぎ、トマト、レタス。
上のバンズにはマヨネーズがべったり付いている。




バンズはかなりふっくらしている。
厚さ3cmぐらいあるかも。
これだけの高さのものにかぶりつくのはなかなか大変だ。
ツルツルしていて、テーブルロールとかバターロールに近い味。
上には白胡麻が乗っていて香ばしい。

リンゴは柔らかい。
味付けはそんなに甘くなく、むしろシナモンの方が強く感じられる。
バーガー全体の中ではあまり主張せず、気を抜くとリンゴだということを忘れてしまいそうなくらいだ。
リンゴは水っぽいからどうかと心配だったが、水っぽい具はトマトや玉ねぎで食べ慣れているせいか、案外と気にならないものだ。

パティは牛肉で、高いバーガーらしくジューシー。
こういう肉は好きだ。

付け合わせのピクルスは、酸っぱいだけでなくて何かハーブが入っている感じだった。
そういえばバーガーにはピクルス入ってなかったような……。
本来はバーガーに挟んで食べるべきだったのだろうか。

FIRE HOUSE (ファイヤーハウス) （ハンバーガー / 本郷三丁目、春日）
★★★★☆ 3.5